最近、地球温暖化対策の一つとして、バイオマス発電が増えています。バイオマス発電は、従来の事業用火力発電所と違い、小規模なものが多く、設備から敷地境界線までの距離が短く騒音問題を起こしやすい環境にあります。建設計画段階から騒音に対して十分な検討が求められます。
当社では、いままで多数のバイオマス発電所について計画段階から相談を受けて、シミュレーションによる敷地境界線における騒音値の予測や、騒音を低減するための適切な機器配置案や防音対策案を提供してきました。
騒音シミュレーションモデルは、設計計画に適切な音源データに設定して作成します。設計の進捗に伴い、柔軟に騒音検討を行えます。予測の結果、騒音が閾値を超える場合は、ボイラ周囲壁の防音強化や騒音寄与度の高い機器に関して防音壁や防音カバーの対策を推奨します。
また、試運転時の実騒音計測も実施可能です。対策の有効性を確認したり、不十分な場合は、新たな対策案をご提案させていただきます。是非、これからバイオマス発電所を計画される場合や騒音問題が起きそうな場合はご相談ください。豊富な経験とノウハウを生かしてお役に立てるようにいたします。