お客さまは、精密機器工場です。工場近隣に新たに宅地造成が予定されており、騒音の苦情が想定されることから、事前に対策をご検討中でした。最初に、工場内の各騒音発生源80ヶ所以上の騒音レベルを計測するとともに、敷地境界騒音を計測しました。計測の結果ほとんどの敷地境界で規制値を超えていることがわかりました。計測結果をもとに計算モデルを構築し、シミュレーションの結果と比較し、予測の妥当性を確認しました。
敷地境界騒音に対する各騒音発生源の寄与度をシミュレーション結果から算出し、排気消音器やダクトのラギングおよび防音カバー、さらに排水騒音低減等、細部にわたる対策案を検討し、シミュレーションにより規制値を下回ることを確認しました。さらに個別の対策ではなく、大型の防音壁による対策案も検討し、それぞれの費用、納期の概算結果もご提示しました。
(写真はイメージです。)